2017年03月31日

こんな理不尽な結果が出るとは

認知症で運転の88歳男性不起訴へ 横浜小1死亡事故
朝日新聞デジタル 3/31(金) 3:37配信

 横浜市港南区で昨年10月、集団登校中の小学生の児童の列に軽トラックが突っ込み、1年生の田代優(まさる)君(当時6)が死亡した事故で、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で送検された無職男性(88)を、横浜地検が不起訴処分とする方針を固めたことが関係者への取材でわかった。精神鑑定の結果、男性はアルツハイマー型認知症と診断されたという。

 関係者によると、男性は普段は正常に運転できていたが、事故前の運転中に、どこにいるか分からなくなるなどの認知症の症状が出たとみられる。ただ、過去に同様の経験はなく、地検は刑事責任は問えないと判断したとみられる。

 男性は昨年10月27日朝に自宅を出発。高速道で出入りを繰り返しながら断続的に運転を続け、翌28日朝に事故を起こした。逮捕後の神奈川県警の調べに「ゴミを捨てに家を出たが、帰れなくなった」「どこを走ったか覚えていない」と供述。精神鑑定を受けたあと今年2月に釈放され、在宅での捜査が続いていた。
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刑事責任が問えない人間がクルマを運転することを行政は認めるのか。
こんな事では無罪のクルマ殺人が激増することは目に見えている。
そうしたら、行政はどう責任を取るつもりなのか。
免許の自主返納では防げないことは明らかだ。
被害者両親はたとえ賠償金を貰っても悲しみはは決して癒やされないであろう。
対策は待ったなしだ。
どうする、行政!!



posted by トロント at 10:40| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記(雑感) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月14日

全ては道交法70条に

運転中にポケモンGOを遊んでいて横断歩道上の小学生を轢き殺した運転手に判決が下ったが、余りにも軽い3年半の禁固という実刑だった。
被害者のご両親は憤懣やるかたない思いであろう。
この理不尽な結果を良く考えてみると、その原点は道交法70条「運転者の義務」にあることに行き着く。
その前にもう一度道交法を見てみよう。
道交法は、大きく言って、交通のルールを定めた部分と、免許に関する規定、そして罰則、その他雑則に分かれている。
この、前半の交通ルールに関する部分は、ハッキリ言ってマニュアルだと言って良い。お互い同士事故無く安全に通行できるためにはこのようにやれば良い、と言ったノーハウがずらっと並んでいるのである。
一般に、道交法は取締りのためにあるかのように思われているが、元々は単なるマニュアルなのである。
だから、クルマも自転車も歩行者もこのマニュアルに沿って真面目に行動すればいいのだ。
ところが、当然マニュアルを守らない不心得者が出てくる。だから、罰則が後で付け加えられた訳である。
しかしながら重要なことは、マニュアルには、クルマという危険な道具の運転に関して最も大切な運転時の心構えというものが欠けているのである。
そこで、あとで、65条以降にその心構えなどを付け加えたのだと思われる。
ここには、無免許運転の禁止、飲酒運転の禁止など本来マニュアルにはそぐわない規則が並べられている。
そしてその中に最も重要な70条(安全運転の義務)がある。

第七十条  車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。
   (罰則 第百十九条第一項第九号、同条第二項)
交通犯罪の全ての原因はこの条項を守らないことから発しているのである。どんな事故も全てこの条項に抵触しているといって間違いない。
ところがである。
この条項の罰則は、なんと驚くなかれ

三月以下の懲役又は五万円以下の罰金

でしかない。
ここに一番の問題が潜んでいる。

この続きは後ほど。




posted by トロント at 12:24| Comment(1) | TrackBack(0) | ここが変だよ道交法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月13日

この判決はおかしい

豊中6人負傷 危険運転認めず無罪 「薬の影響と言えぬ」
産経新聞 3/13(月) 14:55配信

 大阪府豊中市で平成27年5月、登校中の小学生の列に乗用車で突っ込み、児童ら6人に重軽傷を負わせたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)などの罪に問われた中村恵美被告(51)の判決公判が13日、大阪地裁で開かれ、田村政喜裁判長は危険運転致傷罪について無罪とし、予備的訴因として追加された同法違反の過失傷害罪の成立も認めなかった。
 そのうえで別件の傷害罪のみ有罪とし、罰金30万円を言い渡した。求刑は懲役4年6月だった。
 被告が運転前に服用した睡眠導入剤の影響の有無が争点。検察側は「薬の影響で運転に必要な注意力や判断能力、操作能力が減退していた」と主張していた。
 判決理由で田村裁判長は睡眠導入剤の影響には個人差があり、被告の事故当時の薬の血中濃度は、それほど高くなかった可能性があると指摘。事故直前まで20分以上、被告が信号無視もせず正常な運転をしていたこと、それまで薬を服用しても日常生活を不都合なく営んでいたことを踏まえ、「薬の影響で居眠り状態になっていたとはいえない」と結論づけた。
 予備的訴因の過失傷害罪についても、田村裁判長は検察側が過失として訴えた「眠気」については認められないとし、「事故が何らかの過失により生じた可能性はあるが、検察官は『眠気』以外の過失を掲げておらず、訴因変更を経ずに有罪とすることはできない」とした。
 中村被告は27年5月20日朝、睡眠導入剤の影響で前方注視が困難な状態に陥り、乗用車で登校中の小学生ら6人に重軽傷を負わせたとして起訴された。
 大阪地検の田辺泰弘次席検事の話「判決内容を精査し、上級庁と協議の上、適切に対応したい」
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妙な判決だ。
6人重軽傷負わせてたった30万円の罰金だけ。
納得出来ない。
少なくとも過失傷害はある筈だ。
こういう判決が出ることに驚く。






posted by トロント at 16:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記(雑感) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月08日

怒りがこみ上げてくる。ポケモンGO殺人

<ポケGO死亡事故>トラック運転、実刑判決…地裁一宮支部
毎日新聞 3/8(水) 13:43配信

 スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」をしながらの運転で男児をはねて死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)に問われた愛知県一宮市木曽川町、会社員、川合信右(のぶすけ)被告(36)に対し、名古屋地裁一宮支部(村瀬賢裕裁判官)は8日、禁錮3年(求刑・禁錮4年)の実刑判決を言い渡した。
 川合被告は昨年10月26日夕、一宮市あずら1の交差点でトラックを運転中、助手席に置いていたスマホに表示させたゲームに気をとられ、横断歩道を渡っていた同市の小学4年、則竹敬太さん(当時9歳)をはね、出血性ショックで死なせたとして起訴された。

 公判で川合被告は起訴内容を認め、被告人質問では「愚かなことをした。『ながら運転』は危険との認識がなかった」と述べた。

 検察側は冒頭陳述で川合被告のスマホに残っていたポケモンの8割は運転中に捕まえたものと主張し、論告で「安全への意識が希薄」と指摘した。弁護側は執行猶予付き判決を求めていた。

 則竹さんの父崇智(たかとし)さんは事故後、ながらスマホの厳罰化を訴え、国家公安委員長らと面談した。法廷では「悲惨な思いをする人をなくすためには少しでも重い刑を科すしかない」と意見陳述していた。【河部修志、野村阿悠子】
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赤字としたところ。許せない。
人を殺して、たった三年。
余りにも人の命を軽く見ている。
司法ももっと重罪にすべきだとおもう。
「反省」すれば済むというのであろうか。



posted by トロント at 15:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記(雑感) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アインシュタインの心があれば

毎日新聞の「余録」3月8日からの部分引用であるが、良い話だったので。
▲戦後、アインシュタインは訪米した湯川秀樹(ゆかわひでき)に涙ながらに「原爆で罪のない日本人を傷つけてしまった」と語り、許しを請うたという。後に彼は核と戦争の廃絶、科学技術の平和利用を訴えたラッセル・アインシュタイン宣言を世界の科学者に残し、この世を去った▲
以前も書いたが、アルフレッド・ノーベルも自分の発明が人を殺すために使われていることを嘆いて、平和に資するためのノーベル賞を作ったと聞く。
ところで、このような責任感が、クルマの発明者にあったであろうか。
未だに毎年全世界で130万人もの死者が出てしまうクルマを大した安全装置もつけず平気で作りまくるというメーカーの無責任さが許せない。特に対人安全性がプアだ。
そして、いつまでも使う人間の責任、使う人間が悪いと言い続けるクルマメーカーの神経が異常だ。
なんとも都合のよい理屈を作り上げたものだ。
最近の、衝突軽減ブレーキだって永い100年以上のクルマの歴史から言ったら、ほんの昨日、数年前からの技術である。
これだって、やっとあるメーカーが売れるかどうか分からない中、オプションで付け始めたというのが実態だ。
クルマメーカーはスピード、出力競争でなく、人を殺さないために、安全対策を最初に手がけるべきであった。
クルマメーカーの技術者のなかに人の命を大切にする本当の心を持った技術者は一体どの位いるのだろうか。
全くいないとは思いたくない。いることを信じたい。



posted by トロント at 15:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記(雑感) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする