2017年04月02日

ヤマトと佐川が交通規制緩和を要望

日経の3月31日朝刊に「高速道路の速度制限緩和を」という小さい記事が載った。
内容は、高速道の大型トラックの制限速度を80キロから100キロに上げて欲しいという政府への要望だ。
その背景に運転手の人手不足がある。
厚労省によれば、大型トラック運転手の年間労働時間は全産業に比べて2割多いそうだ。
速度制限を100キロにすれば労働時間の削減になり、労働力確保につながると主張しているようだ。
さらに、駐車違反の取り締まりを緩和して欲しいという要望もなされた。
5分以内の荷物の積み卸しは駐車違反でないという道交法上の規定があるが、
これでは足りないという事らしい。
配達でクルマを離れるとき、二人乗車、有料駐車場に入れるなどの手を打っているというが、
佐川の例で分かるように取り締まられて身代わりを立てるなどの問題が起きている。
この場合もネット販売の増加と、人手不足が響いているという。
日本郵便のクルマも対象で業界全体の課題だったという。
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この記事で思うのは、トラックの速度を上げれば輸送効率が上がるという考え方である。
もともと、重量の大きい車両が高速で走ると衝突時の被害が大きいという理由で最高速度が下げられていると思っているが、これも制定時の理由が公にされているのを残念ながら見たことがないので、あくまでも推測である。
大体、法が作られたときの精神は国会で問題にならない限り一般には公開されていないことが多い。
実際、大型トラックに速度リミッター設置が制度化される前には、平気でスピードオーバーしているトラックを見かけた。実際に80キロを守れば安心というデータはあるのであろうか。
それにしても、経済効率重視一辺倒で良いのであろうか。
駐車違反の規程については、再三言うように道交法の考え方がおかしい。
貨物の積み卸しで5分以内だと駐車とは定義しないなどと、交通の現場を無視した規定がなされている。
道路を走っているものにとってはそこにクルマが停まっていれば駐車なのだ。
時間が長かろうか、短かろうかそこに意図して停まっていることが駐車なのである。
だから、これも再三言うように、定義をハッキリさせ、取り締まる際の、違反となる基準時間を「駐車停車」の条項で定めるべきだだ。
それにしても、この国の道路構造がクルマ社会に即していないのに無理に規制するとこんな矛盾が出てくる。
ではどうすれば良いのか。
もっと議論が必要であろう。業界の意見ばかり通っていては、これ又問題である。





posted by トロント at 12:11| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記(雑感) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする